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ナチュラルにあなたが口コミされるには?

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ネタがない!

日本のプロダクト史から振り返ってみて、現在という時間をつぶさに見ていると、「あー、ネタ切れなんだな」という感触を強く持ってしまいます。

話は変わりますが、サッカーのロシアW杯第1戦の対コロンビア戦、おそらく誰もがこの勝利をラッキーと思っていながら、勝利という言葉に同一化したくてたまらない感じのメディアの報道、パブリックビューイングでの感動、感動という感想を持ったのは私だけでしょうか?

大会一ヶ月前のハリル・ホジッチの突然の解任、そして西野朗の監督就任。二十年前に彼はオリンピックでブラジルを破るという金星を挙げたことでは有名ですが、今回の電撃就任の表情は、どう見ても困惑でしか映りませんでした。

でも、言葉は表情に反して前向き。しかし準備期間一ヶ月の間のテストマッチは、直前のパラグアイからの勝利までは全敗。

ここで面白いことが起こります。

どこの文屋なのか、あるいは電波関係者なのかはわかりませんが、記者からの「危機感は感じないのか?」という質問に、西野監督は「どうして危機感を感じる必要があるのだ!」という言葉で記者の質問を一刀両断にした、極めて爽快な場面がTVで放映されました。私個人的には西野監督の視野の広さ、人間性を感じると同時に、間抜けな質問をした記者の見識の浅さを深~く感じましたね。

そして迎えたコロンビアとの第一戦。開始五分のPKは、相手ディフェンスへのレッドカードというおまけ付き。途中相手FKでボールを見ずに壁がジャンプするという間抜けなプレーで失点するも、後半本田投入からのCKから大迫の頭で勝ち越し、そのまま逃げ切るという勝利を手にしました。

TVでは歴史的勝利、といっていますが、どこが歴史に刻まれるような勝利なのかわけがわかりません。下手をすれば、「ラッキーが重なった歴史的勝利」とも受け取れる言葉ですね。

確かにワールドカップ本大会の予選リーグ緒戦はグループリーグ突破の鍵となるゲームではありましたが、第二戦の結果次第では第3戦まで決勝トーナメントへの行方は予断を許さないことは、少なくとも長年のサッカーファンならわかりきっていることなのにです。

浮かれている。いや、浮かれたい!という願望、誰もが酔いたい!という欲求を感じました。

 

結局、ネタがない?

どうも、そんな感じがするのです。

冒頭にも書きましたように、日本のプロダクト史は基礎研究よりも応用を主にした開発の歴史そのものであることは誰もが認めることだと思います。まあ、全く無いわけではありませんが。青色LEDを開発したのは徳島の日亜の中村さんであるわけですし、調べれば他にもあると思います。でも、世の景気を活性化する商品のほとんどは、海外のものを日本人的感性で磨き上げたプロダクトが殆どです。デザイン、機能、どれをとっても決め細やか!日本人って、本当にこういったことにはすご~く気が回るんですよね。

ですが、今この時点では磨き上げる材料となるものがありません。

 

思い起こせば、こんなネタ切れの時代は過去にも何回かありました。

強烈な印象に残っているのは、80年代不況のとき、糸井重里、大滝詠一、浅井慎平という夫々畑が違うクリエイターが集まって、テーマのない広告キャンペーンを展開していました。

その後に起きたムーブメントを憶えておられるかたもいると思いますが、結果として加熱景気からバブル経済、そしてバブル崩壊という流れが90年代にかけて起きましたね。

この時のムーブメントにはコアがない。これが率直な感想です。

ただ、言える事は、「雰囲気」というものがどうもエネルギーの源らしい、ということです。

 

今、ストーリーという考え方

結局、いくら基礎研究だ、オリジナリティだ、と叫んだところで、それが普及というプロセスを完了させてしまえば、ネタ切れ状態の時間とういものが必ずやってきます。結局、私たちのようなクリエイターは、常にネタを探している人種なのだと思います。

ならば、ネタなしに雰囲気だけでも作ってやろう!という発想が80年代にムーブメントを起こした3人にあったのかもしれません。まあ、裏には電通というお化けがいたわけですが。ご興味ある方は下記のリンクに飛んでください。

https://www.1101.com/cm_ongaku/index.html

おそらく、このリンクには今流行の「ストーリー的発想」のネタが散らばっています。

では、なぜ今ストーリーなのか?というと、それは今という時代が「モノ」という目に見えるコアがなく、極めて抽象化された概念ばかりが横行しているからだと思います。特にネットで個人が情報発信に参加するようになって、発信される情報も、発信数という量的な伸びが激しく、リアルなコアとなる情報が少ないせいだと思うのです。

だから、ワールドカップのような、世界的に注目される舞台としての「場」に日本代表が参加し、勝利する、ということが極めてリアルな情報となってくるのでしょう。TVで試合が放映され、選手も体験談として生の声を発信し、SNSではリアルタイムに試合状況が流されるからですね。

そして、誰もが「ここぞ!」とばかりに様々な投稿を開始します。それも、「ワールドカップ」という「誰もがリアルだ!、と感じているテーマ」に沿ってです。そこには様々な感想も載ってくるわけですね。「大迫、半端ねぇー」とか、本田の「開始五分で相手に退場者が出てラッキーだった」というコメント。対戦相手のコロンビア・サポーターからのリアルなコメント、そしてNHKでは西野監督の一ヶ月の密着レポ。個人からプロのメディアまで、ありったけの企画をあらゆる媒体を使って流しているわけです。

こんな楽しいことはありませんね。ほとんど「お祭り」です。

個々の脈絡のない投稿の山が、何か一つの終着点に向かって「全体として」一つのストーリーを作っているようにも思えませんか?

 

今、この「場」に居合わせた人

ちょうどワールドカップというタイミング、それも歴史的と騒がれる緒戦勝利という絶好の話題性をネタにこの投稿を組み立てているのですが、何となくストーリーというものの性質がわかってもらえたでしょうか?

ネタが無い時代と言いながらも、情報発信の主体である皆さんにとっては、自身が取り扱っている商品が「ネタ」そのもので、それをどのようにストーリーに載せるかは、貴女次第です。

 

さて、ストーリー化した貴女の投稿でどれだけ集客できるのかは、誰にもわかりません。

ただ、最近の集客講座が何か大切なことを見失っている、という感覚を持っておられる方も徐々に多くなってきているような気がします。

 

それは、恐らく、大量に集客することが、収入を伸ばすこととイコールの関係で触れ回られていることだと思います。

もちろん、多くの人を集められるに越したことはないのかもしれません。

ただ、現時点で小さな規模で事業を行っている方には、集客以前に見つめるべき点があるのです。

それは「集まってきた人」を活性化する、ということです。

もし、集客で1人しか来なくても、おそらくその一人の方というのは、あなたの発したメッセージに反応した人である、ということですね。つまり、貴女にとって顧客という立場を持った話相手ができた、ということです。

あなたとその方との間でコミュニケーションが発生すれば、そこから派生的に何かが起こる、いや起こすことができるのです。

 

事業者としての貴女と、顧客との関係性が大切です

このコラムでサッカーにかこつけて、集客、ストーリーの話をしていますが、個人的にはサッカーのことで口を開いたら、おそらく留まることはないという自負があります。

おそらくあなたの呼びかけに集まってきた人は、あなたの発したメッセージに反応してきた人です。

ならば、あなたが語っても語りつくせない「話のネタ」を核にすえて、一度自分の商品をストーリーにしてみませんか?

多分、あなた自身が楽しめる、楽しい話をベースにして、さりげなく、ナチュラルに集まってきた人はあなたのことを周りの人に話し出すはずですよ!

ブランディング・プロデューサー 髙橋珠美


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